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テーマ:映画館で観た映画(8535)
カテゴリ:映画館で見た映画
「映画の日」といっても、毎月のファースト・デイ、1,200円で映画を見に行った。 そうそうたる出演者の作品。主役級が目白押しだ。 ”007”のダニエル・クレイグは言うまでもなく、”キャプテン・アメリカ”のクリス・エバンス。僕のお気に入り(?)ジェイミー・リー・カ-ティスは「ハロウィン」で見て以来、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」の痛快さがとても良かった。「サウンド・オブ・ミュージック」で有名なクリストファー・プラマーは老いてなお意気軒高「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」なんか良かった。「イン・ハー・シューズ」で注目したトニー・コレットも活躍し続けているし、「ブレードランナー2049」で注目したアナ・デ・アルマスが軸となって展開する。 とても興味深く面白い内容なのに、早々に犯人を明示してしまい、それは他に真犯人がいるのかどうかの気がかりとなり続けた。 アナ・デ・アルマスは「灼熱の肌」「カリブの白い薔薇」「ノック・ノック」「エクスポーズ 暗闇の迷宮」「ハンズ・オブ・ストーン」「ブレードランナー2049」で見せた、妖艶さ、美しさとかわいらしさは影を潜め、女性の魅力を炸裂させることなく看護士を神妙に演じているのがもったいない。もちろん芝居はいい演技をしている。 作品はゴールデングローブ賞がノミネートだけに終わったように、ノミネート止まりの出来のような気がする。 キレッキレの敏腕探偵であるべくダニエル・クレイグはそれほどの切れ味を見せず、謎解きがすべて終わっても腑に落ちるといったスッキリ感がない。”風が吹けば桶屋が儲かる”あるいは”簡単な話を小難しくする”といったような感じがした。これだけの出演者をそろえていて、そこそこの脚本を作り上げているにもかかわらず、傑作には今一歩、いや二歩遠かったと思える。 2019年/アメリカ/131分/G
監督:ライアン・ジョンソン 脚本:ライアン・ジョンソン 出演:ダニエル・クレイグ、クリス・エバンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニ・コレット、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、フランク・オズ、リキ・リンドホーム、エディ・パターソン、K・カラン、ノア・セガン、クリストファー・プラマー 原題:Knives Out お薦め度 「ナイブス・アウト 名探偵と刃の館の秘密」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.02 00:24:21
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