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カテゴリ:家で見た映画
フランス映画なのにロシア語を話している。舞台はロシア。 ユダヤ人迫害を映し出す作品。 フランスでロシア語映画作品を制作したのかと思った。 話が展開するとパリで演奏会をするということでパリに到着して、ようやくフランス語の映画になる。 音楽の作品は、演奏の上手、下手がはっきりとわかるけれど、さらなるすごい上手なものを表現することは難しいと思える。しかし、この作品は音ですごい上手いを表現し、映像で後押しをしている。見事だ。 バイオリンソリストを演じるメラニー・ロランがかわいらしさと美しさを兼ね備えた女優である。バイオリンの演奏は彼女そのものが弾いているのかどうかわからないが見事である。ミュウ=ミュウが彼女の育ての親兼マネージャー役を演じているので、フランス作品なんだなと感じることはできる。 演奏そのものはありえない形で本番を迎えるが、現実世界ではこのような状態では素晴らしい演奏は無理だといえよう。それが、素晴らしい演奏になっているのは映画だからといえようか。しかし、その演奏に感動し、暴露されるバイオリンソリストの両親の秘密と彼女の生い立ちは驚きであった。それゆえクライマックスの演奏はさらなる感動を増すのだが、その演奏中に映し出される後日談は作り話だからありえるありえない話だと思え、興ざめさせられた。とはいえ、秘密の暴露で一気に高揚してしまった私は感動の渦の中にいた。 ひとことでいうなら、とても感動できる音楽映画である。 2009年/フランス/124分/G 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ 原案:ヘクトール・カベッロ・レイエス、ティエリー・デ・グランディ 脚本:ラディ・ミヘイレアニュ、アラン=ミシェル・ブラン、マシュー・ロビンス 出演:アレクセイ・グシュコブ、ドミトリー・ナザロフ、マラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、ミュウ=ミュウ、バレリー・バリノフ、アンナ・カメンコバ、リオネル・アベランスキ、アレクサンダー・コミッサロフ、ラムジー・ベディア 原題:Le Concert(「コンサート」) お薦め度 「オーケストラ!」★★★★☆(90%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.04 16:36:26
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