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2020.05.17
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カテゴリ:家で見た映画


映画「カイロの紫のバラ」の二番煎じのような気がして、まったく見る気がしなかった。「今夜、ロマンス劇場で」を見ると、着想は得たのかもしれないけれど、まったく異なる作品になっている。
敬遠していたのになぜ見たかというと、はるにゃん(綾瀬はるか)が出ているし、地上波放送だったので、ということに。
加藤剛が出演していることにびっくりした。彼の遺作となったようだ。長身の美男子というイメージだったが、お歳をめされやや背骨の曲がった爺さん姿は痛々しかった。病人役でもあったけれどね。
芝居巧者な演技陣、北村一輝、中尾明慶、柄本明に劣らぬ名演技を見せた本田翼、坂口健太郎は監督の指導が良かったのではと思えた。もちろん、綾瀬はるかは良かった。

くだらない架空の物語と思い、敬遠していたくらい食指の動かない作品であった。じいさんの昔話につきあわされて、となるが昭和35年の映画撮影所は正しくあんな感じだったのではと思えた。映画、映画館に対する愛情が溢れている作品である。昭和35年の映画館の入場料が大人150円子供75円というのは驚いた。昭和40年ごろにあんパン10円で買った記憶があるから、相場観としてはそれくらいの値段だったのかも。

架空の実像、美雪を演じる綾瀬はるかが気骨、威厳があり良かった。坂口健太郎のおどおどした映画青年も純真な乙女の本田翼も役にはまっていたと思えた。それが監督の手腕と感じたのはこの作品くらい。

映画にどっぷりはまり、”しもべ”に心情を寄せ見入っていたら、現代の病院室内に戻り、興ざめするも、昭和35年になるとますますどっぷりとはまり、”美雪”と”しもべ”と”塔子”(社長令嬢)の思いに心揺さぶられる。つかずはなれず、行き来した思いは、はたして、私の想像は外れて、現生(現代の病院)につながり、触れられないふたりの思いは、私にはらはらと涙を流させた。昭和35年に戻っても、涙、涙の鑑賞となった。
クライマックス、結末は言うに及ばず、滝といえるほど流した涙に、つくづくロマンスが好きなんだなぁと思い知らされた。ラブ・ストーリーをへとも思わない人にはどのように受け取られるかわからないが、この「今夜、ロマンス劇場で」は素敵な素敵なラブ・ストーリーであった。

ああ、感謝・感激・雨・霰。

雪のように降り落ちる紙吹雪は、とても素敵なラスト・シーンだ。

2018年/日本/108分/G
監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、西岡徳馬、竹中直人、池田鉄洋、酒井敏也、柄本明、加藤剛

お薦め度
「​今夜、ロマンス劇場で​」★
★★★☆(90%)





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最終更新日  2020.05.17 17:42:30
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