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テーマ:最近観た映画。(39931)
カテゴリ:家で見た映画
このチラシ、この題名から素敵な映画を期待した。 魔法と聞いて、マジカル・ミステリー・ツアーではないけれど、おとぎの国、ディズニーで体験できるアトラクションのように楽しめるものを想像した。ところが…。 貧民窟を見て、反吐が出るような気持になる、そんなドラマだった。 なぜ、評価されているのか皆目わからない。 ドキュメンタリーのように日々の生活を撮り続けるシーンが続く。あちこち遊びにほっつき歩く子供たち。仕事なく、モーテルを追い出されるようになるシングル・マザー。それを取り巻く悪環境。主人公のよろしくない行動は同じくタトゥーを入れているカフェ・ショップで働く有色人種のママと対比されていると思える。 対策も結論もないドラマ。 《少しネタバレ》 ラストでの少女二人の逃走で、手をつなぐ二人が、途中左右が逆になっているシーンがあった。助監督の指示ミスなのか、ミスだとしたら編集ミスなのか、そもそもふたりが入れ替わる意味はあったのだとしたらなぜそれを表現しないのか。私には単なる指示ミス、編集ミスに思えた。 その続き、夢の国に入れたのは?入場ゲートがフリーパスだったのか?と気になって仕方なかった。 編集もプロットも雑に思えた。 とはいえ、いいところもある。 <ネタバレ> 主人公が有色人種の元友人との関係修復に訪れ、子供のことを詫びるところがある。見ているこちらはようやく気づいたかと思ったけれど、元友人(有色人種)は、”ほんとは、なんの用なの?”と相手の真意を見据えていた。”家賃貸してくれ”だと---。そこで、”貸せない”なぜなら‥。とびっくりする隣人の観察眼。これは秀逸だったなぁ。 途中で思った、この作品にウィレム・デフォー出る意味あったの?って。 おすすめはしない。 2017年/アメリカ/112分/ 監督:ショーン・ベイカー 脚本:ショーン・ベイカー、クリス・バーコッチ 出演:ウィレム・デフォー、ブルックリン・キンバリー・プリンス、ブリア・ビネイト、バレリア・コット、クリストファー・リベラ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ 原題:The Florida Project(「フロリダ団地」) お薦め度 「フロリダプロジェクト 真夏の魔法」★★(40%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.23 12:22:35
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