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テーマ:最近観た映画。(39932)
カテゴリ:家で見た映画
じいさん。歳をとったな。 サム・シェパード、撮影時68歳。歳をとり、顔が太ってたるんで、短髪だったせいで、途中までまったく気づかなかった。チェックしてみたら、2017年7月に亡くなっていることを知る。んー、ん、ん、ん。「女優フランシス」で出会ってから、戯曲家の作品を評価され、ジェシカ・ラングとの同棲に興味を持ち、感心もした。「ロンリー・ハート」「赤ちゃんはトップレディがお好き」「マグノリアの花たち」「ペリカン文書」「ヒマラヤ杉に降る雪」「すべての美しい馬」「ソードフィッシュ」「ブラック・ホーク・ダウン」「きみに読む物語」「ステルス」「ジェシー・ジェームズの暗殺」と見ている作品が多い。たくさん出演しているということでもあるが。スタイリッシュないでたちでかっこいい男だと思った。 タイトルロール、MUD(マッド)をマシュー・マコノヒーが演じる。彼の名でこの作品を見ることを決めた。それとカンヌ映画祭フランプリを争ったという記事で。 主役はタイ・シェリダン。14歳の役を演じる、撮影当時15歳の彼。現代版「スタンド・バイ・ミー」とうたい文句にあるのは、思春期の少年たちの心情を描いているのと当時同じく15歳だったジェイコブ・ロフランドの容姿がリヴァー・フェニックス似だったこともあるのでは。 洪水で流されて大木の上の枝に止まったボートを探索にいった少年たちはそこで生活している男と出会う。男は殺人の逃亡犯。そのきっかけとなった恋人との逃亡を企てている。思春期の少年の淡い恋を並行して描きながら大人の恋の困難さを逃亡犯カップル、少年の両親、そして、なぞのじいさん(サム・シェパード)にて伝える。 不穏な空気のなか、波を立てながら過ごす毎日を粛々と描き、クライマックスの騒動しさは大変なものであった。一件落着となった結末はこれでいいのか?生きていくということは大変な日々であるのかもしれない。 2013年/アメリカ/130分/PG12
監督:ジェフ・ニコルズ 脚本:ジェフ・ニコルズ 出演:マシュー・マコノヒー、タイ・シェリダン、ジェイコブ・ロフランド、リース・ウィザースプーン、サム・シェパード、マイケル・シャノン、ジョー・ドン・ベイカー、レイ・マッキノン、サラ・ポールソン、ポール・スパークス、ボニー・スターディバント 原題:Mud(マッド) お薦め度 「MUD マッド」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.23 19:29:02
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