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2020.07.18
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カテゴリ:家で見た映画



朝、TWITTERを見たら、「劇場」が上がっていたので、AMAZONprimeで見られるものなら見る、かと見てみた。

見始めて小一時間、シンパシーを感じられない男に対して、心がざらつき見る気が失せ、途中で鑑賞を止めてしまおうと思った。けれど、この作品について語るなら見終えないと思ったし、イチオシの女優、松岡茉優が出演しているので見続けた。

映画俳優を志して上京し養成所に通い、舞台演技を続けた経験がある私には下北沢の小劇場などでのシーンが思い出とシンクロして興味深く見ることができた導入部であった。しかるに、話が進むとひもの生活を送る永田を許せず(好きになれず)、盲目的信者のように見える沙希の対応を意外に思った。また、永田の言動が身勝手でぶっ飛んでいて、このような行動をする人がいることに驚きながら見た。もちろん、永田のような輩は演劇を目指す人たちの中にある程度いるけれど、その人たちと分かり合えることは私にはないと思う。それゆえ、この作品は誰にも薦めないし、見てほしいとも思わない。

と、終わってしまえばよかったが、部屋を片付けるということで上京した沙希の再登場から終盤が感動的である。作りものである意外な展開が驚異で秀逸だった。不覚にも感動した。感涙した。

さて、この作品を他人に薦めるか。悩んでしまった…。

寛一郎の芝居はうまく、松岡茉優もうまく、山崎賢人はうまかったり下手だったりして、山崎はこの作品を見て芝居巧者ではないと実感した次第。

2020年/日本/136分/G

監督:行定勲
原作:又吉直樹
脚本:蓬莱竜太
出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、上川周作、大友律。井口理、三浦誠己、浅香航大

お薦め度
「​劇場​」★★★☆(70%)





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最終更新日  2020.07.18 17:19:01
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