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カテゴリ:家で見た映画
最晩年のヴィクトリア女王を演じるジュディ・デンチが素晴らしい。イスラム教徒のアブドゥルを演じるアリ・ファザルも素晴らしい。演技巧者の二人が呼応するから素晴らしい映像となって映し出されたのだろう。アディール・アクタル演じるインド人モハメドの矜持も誇らしいものがある。すべてにおいて気品と品格と尊厳を兼ね備えた物語である。この関係が秘密となったのは、ビクトリアの息子バーディーが関係書物などを焼き消してしまったせいだろう。消え去った話であった。ラストのクレジットでこの話が明るみに出たのはアブドゥルの日記が2010年に発見されたからとある。証拠写真の一枚が映し出された。 ヴィクトリア女王亡きあとのアブドゥルの人生がどのようなものだったか気になる。 見ごたえのある一編である。 2017年/イギリス・アメリカ/112分/G 監督:スティーブン・フリアーズ 原作:シャラバニ・バス 脚本:リー・ホール 出演:ジュディ・デンチ、アリ・ファザル、エディ・イザード、アディール・アクタル、ティム・ピゴット=スミス、オリビア・ウィリアムズ、フェネラ・ウールガー、ポール・ヒギンズ、ロビン・ゾーンズ、ジュリアン・ワダム、サイモン・キャロウ、マイケル・ガンボン 原題:Victoria and Abdul(「ヴィクトリアとアブドゥル」) お薦め度 「ヴィクトリア女王 最期の秘密」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.19 11:38:28
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