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2021.05.15
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カテゴリ:映画館で見た映画


この週末、映画は何を見ようかとググったところ、
SCREEN映画評論家38人が選んだ【最も優れた映画2020】
に行きついた。
読んでみるといくつかの作品はすでに見ていたので、見ていない中で最高位の5位「燃ゆる女の肖像」を見ようと思った。これまたググると、ちょうど本日から​飯田橋ギンレイホール​で上映されるので、朝一番に出かけて見に行った。(列に並んで3番目だった)
事前に情報を入れずに見に行ったので、男女の恋愛映画だと思っていたけれど、そうではなかった。
先ほどネットで調べて知ったけれど、カンヌ映画祭では脚本賞だけでなくクィアパルムを受賞している。「クィア」とは、「風変わりな」「奇妙な」という意味で、クィアパルムはLGBTやクィアをテーマにした作品に与えられるとのこと。
まったく見当違いをして見に行ったわけだが、もう少し情報を見聞きしていったほうがいいなぁと思った。(笑)

主演ノエミ・メルランはエマ・ワトソン似の女優で、きりりとした眉が印象的である。相手役のアデル・エネルは強いて言えばケイト・ウィンスレット似であるが、当初は笑顔がないので憮然と見える。相手役の母役はバレリア・ゴリノ。見覚えがある顔であった。
この作品は評価が高く、映画.COMでも【ALL TIME BEST】に選出されている。
期待が高まって見たが、思うほどのものではなかった。
クィアパルムは納得としても脚本賞をとるほどの作品とは思えない。しかし、そこは映像のしじま(無音)に感ずるべきものがあったのかもしれず、私の感性が反応しなかっただけなのかもしれない。

顔を見せない女の肖像画を描くことになった画家マリアンヌ(ノエミ・メルラン)の思いと結婚のための肖像画を描かれる女エロイーズ(アデル・エネル)の思い。
言葉にすることのない思いが数日間続く…。

淡々と織りなす日々にしばし眠気とたたかった。映画館でなければ(配信であれば)、眠ってしまったか途中で断念したかもしれない。

評価の高い作品でも感性の合わないものもあるものだと知った。

2019年/フランス/122分/PG12

監督:セリーヌ・シアマ
脚本:セリーヌ・シアマ
出演:ノエミ・メルラン、アデル・エネル、ルアン・バイラミ、バレリア・ゴリノ

原題:Portrit de la jeune fille en feu (「燃ゆる若い女の肖像」)

お薦め度
「​燃ゆる女の肖像​」★★★☆(70%)​​
字幕翻訳:横井和子





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最終更新日  2021.05.15 19:07:34
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