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テーマ:ドラマ大好き(3790)
カテゴリ:テレビ
NHK ドラマ10「半径5メートル」は、いいドラマだ。 今回の(8)「野良犬は野垂(た)れ死ぬしかないってか?」では、いい女優が、いい芝居をしている。 キーマンである野良犬ことインフルエンサーの須川を演じる渡辺真起子がいい。 (「こいもうさぎのブログ」渡辺真起子!プロフィール!結婚は?家族は?) 威圧感のある、体の大きさと風貌。といっても身長は166cm、ワニ顔(?))なだけで、主人公・風未香(芳根京子)を圧倒する演技は蓋し(けだし)名演だろう。風未香(芳根京子)が感じるように、怒りの強度も方向性も違っていて恐れをなす印象を与える。 これに対し、物を申さない側、二か月前に派遣切りにあい、喫茶店でウェイトレスをしている風未香(芳根京子)の恩師・元塾の講師である阿南(須藤理彩)。スーパーのレジとのダブルワーク。これを見て、金銭的にダブルワークしている私は親近感を持ってしまった。 芳根京子は泣きも笑いもつまらない顔も芳根京子であるが、彼女の演技の良さは僕にはなかなかわからない。共演の永作博美は私を魅了する演技を見せる。顔芸ではないが、須川(渡辺真起子)のインタビュー時と終盤の謝罪時の普通顔と自らの記事の掲載を懇願する柔和な笑顔は絶妙だ。風未香(芳根京子)との関係性もいい。 そして、もちろん、脚本がいい。負け犬の遠吠えのように思えた須川(渡辺真起子)の激論が、要望が、そう言わざるを得なかった現状、社会に対する怒り、挑戦であり、真摯なる思いであったとわかる点。 靴を踏まれた痛みは、靴を踏んた人間にはわからない。 靴を踏まれ「痛い!」と言ったのに、『うるさい!だまれ!!』と怒鳴られた屈辱は、怒鳴った人間にはわからない。 人の思いがわかり、伝わるドラマだと思った。 感激。 <録画>を本日、鑑賞。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.27 11:27:24
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