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ウォーターゲート事件では捜査を進展させたとしてワシントン・ポストの記者が注目を浴び、その回顧録を映画化した「​大統領の陰謀​」という作品ができた。
「大統領の陰謀」はとても評価され、アカデミー賞８部門ノミネートという快挙をなしえた。
それから４０年後、”ディープスロート”と名づけられた情報源の映画「ザ・シークレットマン」が出来上がる。情報源であったFBI副長官マーク・フェルトのウォーターゲート事件での対応を描いた作品だ。

主演はリーアム・ニーソン。「シンドラーのリスト」で一躍世界的俳優の仲間入りを果たした彼は「マイケル・コリンズ」「スター・ウォーズ　エピソード1　ファントム・メナス」「バットマン・ビギンズ」「96時間」など多くの出演作がある。妻役にダイアン・レイン。13歳で「リトル・ロマンス」でデビューして以来、主役級、一線級を歩み続ける女優「アウトサイダー」「ストリート・オブ・ファイヤー」の
青春映画から「パーフェクト・ストーム」「運命の女」「トスカーナの休日」など多くの出演作がある。スーパーマンの映画「マン・オブ・スティール」でのスーパーマンの母親役も印象に残っっている。

現役大統領が敵陣営の盗聴を画策、指示した大事件であり、その関係をもみ消そうとした”大統領の陰謀”はこの作品を見る限り、FBI副長官マーク・フェルトの不断の情報漏洩（内部告発）により大統領の辞任に追い込むきっかけとなる。
マーク・フェルトの悲哀に満ちた生活と正義を求める行動を描き、アメリカを救ったと思える行為であった。