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2021.08.18
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カテゴリ:家で見た映画


小説「ホテルローヤル」はこんな内容だったっけ?
原作の小説を読んだもののかなり以前なので内容はすっかり抜け落ちている。本来なら映画を見て内容を思い出すところなのだけれど、ラブホテルが舞台ということ以外、何も思い出せない。思い出せないまま映画を見る。

そうそうたる顔ぶれに驚く。名前を知っている俳優はもちろん、顔を知っている俳優がほとんど。若いカップルと数人のキャストを知らないだけで、かなり力のはいったキャスティングだとわかる。しかるに、面白くない。興味がわかない。途中でやめてしまおうかと思ったほどである。
悲壮感あふれる作品に感情を揺さぶられることなく見終えた。
なんなんだ、これは?

原作は桜木紫乃さんで累計発行部数100万部を超えるベストセラーであり、直木賞受賞作である。小説を読んだときに感動し、映画化の話を聞いた時にぜひとも見てみたいと思った作品である。それなのに…。
映画は見てみたいと思ったものの主役が波瑠であると話題になったときに違和感を持った。小説の主人公に合致していると思えなかったからだ。それでも波瑠のファンでもあるので、見に行かなければとも思った。結局、見に行かなかった、公開されたことは知っていたけれど、気づかぬうちに上映は終わってしまったからだ。
積年の見たい願望を心の底に抱えていた映画「ホテルローヤル」を見て、感動できると思ったけれど、そうではなかった。名のある俳優たちを使い、見どころのない作品となったと思い、残念である。
映画は監督のものというのだから、これはひとえに監督の責任であろう。

<ネタバレ?>
主演は波瑠。DOCOMOのCMでブレイクするも女優での地位をなかなか確立できないでいたが、NHK朝ドラ「あさが来た」のヒロイン役でようやく主演スターの仲間入りを果たした、当代売れっ子の女優である。共演の松山ケンイチは映画「デスノート」でブレイクし主演級俳優として数々の作品に出演。共演の余貴美子は劇団「東京壱組」の看板女優であった。美しくきれいで演技巧者である彼女は劇団解散後映像に軸足を移し、NHKを中心にテレビドラマ出演、ならびに数々の映画作品にも出演。私の好きな女優の一人である。余貴美子が演じた役の子供の頃を描いたシーンもあったが(友近が母親役)、なぜわざわざそのシーンを挿入したのか疑問に感じる。蛇足に思えてならない。共演の原扶貴子を私はよく知らない。女子高校生役の伊藤沙莉は良かったと思える。NHK朝ドラ「ひよっこ」で見たときは、ハスキーボイスに何だこの娘は?と思ったものだけれど、演技巧者のようでなかなかユニークで頼もしい。母にも父にも逃げられた帰るところのない女子高生をあっけらかんと表出していて、いうことなし。欲を言えば、女子高生の末路を思えば、どん底の不幸の悲愴を一瞬見せてほしかった。女子高生の先生役の岡山天音もNHK朝ドラ「ひよっこ」で知ったが、あまり好感の持てる顔立ちでない気がする。それゆえ特異な役が似合いそうな気がするけれど、今回は演技不良といえるかもしれない。長年の妻の不貞に対する苦悩を抱え込んだ役なのでもっともっと痛切な思いが闇の心を表現してもらっていればと思えた。そこを表現させない、要求せず、酒をあおるという短絡的な演出しかできなかった監督の技量不足とも思える。葬儀帰りと思しき夫婦役で登場の夫役の正名僕蔵。よく拝見する俳優であり、最近ではNHK「アシガール」の歴史の先生役で楽しませてもらった。入浴シーン、ベッドシーンを演じるとは意外だったなぁ。その妻役の内田慈。彼女もちょくちょく見かける女優さんで入浴シーン、ベッドシーンもさることながら乳房を露わにしていたことにも驚いた。意気込み立派!波瑠の母親役の夏川結衣は僕の大好きな女優さんだ。(好きなだけに)年齢を感じさせる映し方に疑問を感じたが、役柄もたったこれだけの登場とはもったいない気がした。見どころ見せどころのない役なので、特段、夏川結衣でなくても良かったのではと思えた。波瑠の父親役、安田顕。妻に見捨てられ、病に侵され、枯れていく男を演じて見せどころはあったかもしれない。これだけ名のある俳優を使って、ベストセラー原作の作品なのに、この出来とは…。見たかった作品を見られたということに満足するしかない。

2020年/日本/104分/PG12
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監督:武正晴
原作:桜木紫乃
脚本:清水友佳子
出演:波瑠、松山ケンイチ、余貴美子、原扶貴子、伊藤沙莉、岡山天音、正名僕蔵、内田慈、冨手麻妙、丞威、稲葉友、斎藤歩、友近、夏川結衣、安田顕、和知龍範、玉田志織、長谷川葉生


お薦め度
「​ホテルローヤル​」★☆(30%)





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最終更新日  2021.08.18 17:06:32
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