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テーマ:最近観た映画。(39933)
カテゴリ:映画館で見た映画
評判の「イン・ザ・ハイツ」を見に行ってきた。 公開からすでに一か月以上を過ぎ、わずかな映画館でしか上映していない。やむなく宮下公園の向かいにあるヒューマントラストシネマ渋谷 まで映画を見に行った。 わざわざ見に行って良かった。素敵な映画だった。 楽しめたし、感動もできた。 ただ評判ののミュージカルということ以外、何の知識もなしに見に行ったので、主人公がプエルトリコ人で場所はニューヨークのブロンクスより北にあるワシントン・ハイツというラテン系移民が多い町が舞台になっていて、それゆえ”In the (Wahington) Heights”だということを知った。 なんといってもダンスが素晴らしい。モブシーンといっていいのか、ストリートもプールも、数多のダンサーがキレッキレンのダンスをアクロバティックに絵になるように踊ってる。歌もいい歌唱であったが、ダンスシーンが特筆すべきところ。展開としてはおっさんが成功を夢見る若かりし頃を子供たちに聞かせるという設定で、その語りの内容が映像として描かれるというもの。不法移民の問題や差別などについても深刻にならないけれど真摯にとりあげ、作品内容としてまとめ上げている。 舞台、出演者ともにラテン系ばかりに驚き、壁のダンスシーンなど想定できないことがあったり、観客をだます巧妙な映像があったりで、なんとも仕掛けの多い作品であった。 にぎやかすだけでなく、娯楽ミュージカルとして素敵にまとめている。 2021年/アメリカ/143分/ 字幕翻訳:石田泰子監督:ジョン・M・チュウ 原作:リン=マニュエル・ミランダ 脚本:キアラ・アレグリア・ミランダ 出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレイス、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ダフネ・ルービン=ベガ、グレゴリー・ディアス4世、ステファニー・ベアトリス、ジミー・スミッツ原題:In the Heights(「ハイツで」) お薦め度 「イン・ザ・ハイツ」★★★★(85%) <ネタバレ> 冒頭の砂浜オープンレストランのシーン。 素敵な南国。いや、プエルトリコのビーチとみた。 現地の子供たち相手に昔話のニューヨークのワシントン・ハイツで成功を夢見て生活をしていた頃の話を聞かせていた。が、これがフェイク、映画の映像マジックとはクライマックス、終盤まで気づかなかった。ミュージカルだから許される歌と踊り、飛躍する話なども展開に驚く映像的手腕も驚くほど見事であった。すっかり騙されました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.04 19:14:03
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