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テーマ:フランス映画(322)
カテゴリ:注目の人
ジャン=ポール・ベルモンドが9月6日に亡くなった。 彼の姿を最後に見たのは『「世界の果てまで行ってQ!」ジャンポールベルモンド見参』だった。 今日見たらこのブログ記事に300件以上のアクセスがあった。日々、数十件のアクセスしかないブログにこれだけのアクセスがあったのはジャン=ポール・ベルモンドの人気、有名度が大きかったことを感じさせる。 さて、冒頭に掲げた映画「ボルサリーノ」のポスターであるが、左がアラン・ドロン、右がジャン=ポール・ベルモンドである。私が映画館で映画を見始めたころはすでに50歳を過ぎていて、往年の名画が名画座でかかっていた。「気狂いピエロ」や「勝手にしやがれ」を見ては、いまひとつピンとこなかったことを覚えている。ヌーベル・ヴァーグの旗手のように言われていたと記憶する。テレビで見た「ボルサリーノ」は痛快だった。二枚目スター、アラン・ドロンと組んでの大活劇。フランス映画界をしょって立っていた二人。その当時、双璧をなしていた二人がタッグを組んで出演した作品。とても素敵で、あまりのヒットに「ボルサリーノ2」という続編が出来上がっている。この二人は、その後、「ハーフ・ア・チャンス」で当時売れっ子のスター女優バネッサ・パラディを迎えて再度共演している。この作品は、映画館で見たが、爺さんになった二人が(当時、二人ともに60代)、パラディの実の父親探しに翻弄される、まあまあ見ものの作品であった。アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンドともにこの作品が特筆すべく最後の作品となっているようだ。 ベルモンドは2001年に脳梗塞になってから、体が不自由だったようで、表舞台には出なくなったと思われる。とはいえ、2011年にカンヌ国際映画祭の名誉パルムドールを、2016年にはベネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞している。 とてもユニークな俳優であったジャン=ポール・ベルモンド。 ご冥福をお祈りいたします。 合掌。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.08 19:46:41
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