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カテゴリ:家で見た映画
「静かなる叫び」とは、誰の声だろうか。 銃弾に倒れた被害者の声なき声のように思えたが、主張することのできなかった銃乱射犯人の声なのかもとも思えた。とはいえ、殺害された14人の女子大生の声と考えたほうが妥当なのだろう。 さて、原題は”polytechnique”、理工学部という。 理工学部に習う女性をフェミニストと思い、フェミニスト嫌いの犯人が強硬に及んだと思える。映画では、そのように描かれているが、実際は犯人が自決したので、真相はわからないだろう。 1989年12月6日モントリオール理工科大学で起きた銃乱射事件を描いている。 コピー機を使い、受講ノートを複写したり、手書きでノートに書き連ねているところを見て、まだパソコンがなかった時代なんだと認識した。21世紀を生きる若者からしたら、パソコンもスマホもない生活なんて想像もつかないだろうけれど、私自身も友人のノートをコピーしていた大学生時代を思い出した。 そんな時代の事件。 社会性のある事件なのか、個人的妄想によるものなのか、わからないけれど。 最後に自決したり、射殺されたりするのならば、一人で勝手に死んでくれ、他人を巻き込まないでほしいと思う。生きているときには文句も思想もあったかもしれないが、死んで行ってしまうならば、他人を巻き添えにはしないで。 Amazonにて 2009年/カナダ/77分/ 監督:ドゥニ・ビルヌーブ 脚本:ジャック・ダビッド、ドゥニ・ビルヌーブ 出演:マキシム・ゴーゼット、セバスチャン・ユベルドー、カリーヌ・バナッス、エブリーヌ・ブロシェ、ジョアンウ=マリー・トランブレ、ピエール=イブ・カルディナル 原題:Polytechnique(「理工学部」) お薦め度 「静かなる叫び」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.12 22:40:31
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