マイライフ・マイシネマアルカディア

Netflixを見るきっかけとなった「愛の不時着」を半年かけて、ようやく見終えた。
とても素敵な愛のロマンの作品だ。
全16話であるが昨日15話を見てから泣きっぱなし。むせび泣くほど、我ながらひどい泣きようだった。それほど私の感情を持っていった。
スイスロケを敢行したと思える壮大なスケールを持った作品で、スタジオ撮影などでごまかした日本のドラマとの違いをまざまざと見せつけてくれた。圧倒的スケール、微に入り細に入り描いてくれる波乱万丈の遭難事故は恋愛の遭難事故にもなってしまう。大ヒットした「冬のソナタ」以来、感服感激したドラマとなった。
主演ヒョンビンの二枚目度は言うことなし。長身、スレンダーでかっこいい！正しく絵になる男優だ。
オー、マイ・ゴッド！！！！いま、チェックするまでソン・イエジンがあの「ラブストーリー」の、あの「私の頭の中の消しゴム」の、「ラスト・プリンセス　大韓帝国最後の皇女」の彼女だとは気が付かなかった。あまりに不覚………。これに気づいたからにはもう彼女の演技に何も言えません。
これだけのスケールの作品であるから大スター、人気者で三十代後半の２人をもってきてもさもありなん、なのかも。私は意識的には30歳前後の感じで見てました。今見ると設定はどちらも32歳となっている。
共演のキム・ジョンヒョンは二人より８歳若く1990年生まれ。設定が31歳の役どころだから年相応。いけ好かない詐欺師、チャラ男で登場したので、興味はなかったけれど、物語が進み、二人の南行に手を貸すあたりから重要度が高まり男気を出すようになり、一方的に愛してしまった女性への態度、配慮が感動を呼ぶ。クライマックスでの銃撃戦は目を見張るものがあった。
もう一人の共演者ソ・ジヘは美しい。モデルのようなスタイル抜群は言うことなし。身長170cmの彼女が10cmのヒールをはいても共演の男優二人はまだ高いというのは驚きというしかないし、並んだ時の見栄えもいい。悲しみにくれる彼女は痛々しくはあったが、ラストの毅然とした姿はとても良かったと思う。
大ヒットしたことが大納得のドラマであった。

感謝！