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カテゴリ:家で見た映画
新体操でオリンピックを目指していた少女が忽然と消えた。 夜6時30分、練習スタジオから自宅までは700m。 連絡もなく、携帯にかけると留守電になる。 イタリアの田舎町で起きた、少女殺人事件を基にして作られた作品。 テレビの再現フィルムのような感じの作品で市井の人々(しせいのひとびと)といった感じの出演者が登場。スターとかタレントといった感じの人は出ていないという意味。 エンタテイメント性としての魅力には乏しく、実際の事件でなければ注目されることもないであろうと思われる。現実に起こった事件で、現実の捜査が描かれている。その捜査手法があまりにすごい。 アメリカなら全人口のDNAがあるからDNA採取すれば瞬時に犯人がわかると言っていたが、実際、そんなことはないだろうと思われる。そして、イタリアでは全人口のDNAデータなど存在せず。全く手掛かりのない物証の中でわずかに発見された犯人と思われる人物のDNA。そのDNAに一致する人物を探す。それも該当する地域の総ての人にDNA提供を呼びかけて、だ。 時間と経費がかかる。かかりすぎる。遅々として進まない捜査は、この作品の主役である捜査の総指揮を執る女性検事に批判が巻き起こることになる。 大海の中で針を見つけるような作業は、捜査は。 プライバシーがない盗聴などの捜査手法は見ていて驚きだ。その捜査の総てが驚きだ。 イタリアはここまでするのか…。 ある意味とてもショッキングな作品であった。 Netflixにて 2021年/イタリア/96分/ 監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ 脚本:グラジアーノ・ディアナ 出演:イザベラ・ラゴネーゼ、アレッシオ・ボーニ、トマ・トラバッチ、サンドラ・トッフォラッティ、ロベルト・ジベッティ、マリオ・ピレッロ、キアラ・ボーノ、ミロ・ランドーニ、アンドレア・ブルスキ 原題:Yara(「ヤーラ」) お薦め度 「ヤーラ」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.08 19:44:55
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