「フランス映画祭2021 横浜」が
2021年11月11日(木)~11月14日(日)で開催中だ。
本日最終日。
ネットで見たら、ショートフィルム3作品が無料配信とのことで見てみる。
「 ~11/30(火)まで フランス発のショートフィルム3本を無料配信」
配信作品①『フレネルの光』(Return to Toyama) ~11/30まで
監督:平井敦士
フランス、日本/24:34/ドラマ/2020
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日本家屋で男性がアップライトピアノを弾く映像から始まる。
数年ぶりにフランスから富山へ帰省した若い男性。
淡々としたというか、感情の起伏もないままに、タバコを吸っていた男性の印象だけが残る。
お薦め度★★★(60%)
配信作品②『あとさんねん』(Ato San Nen) ~11/30まで
監督:ペドロ・コランツ
フランス、スペイン/25:00/コメディ/2018
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人里離れたスペインの一軒家。老女が犬と暮らしている。そこへ息子の友達だという日本人男性が一人訪ねてくる。見知らぬ変な日本人とスペイン語と日本語で通じ合わない会話が始まる。
本来なら交流することのない人々が国を越え、言葉を越え、寄り添う。その姿に感じ入る。
お薦め度★★★☆(70%)
配信作品③『サベージ・ナイト』(SAVAGE NIGHT) ~11/30まで
監督:Kristof Sagna
フランス、日本/20:00/ドラマ/2015
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どのような経緯で有名女優・俳優(寺島しのぶ、寺島進、渡辺哲)が出演することになったのだろうか。ショートゆえギャラは相当安いのか、なんて内容に関係ないことが気にかかる。
さて、物語はヤクザの配下で体を売っている女が、同僚の住まい、アパートに駆り出される。何事かわからないながら訪ずれると泥酔と思われた同僚はヤクで死体となっていて、赤ん坊が泣いていた。咄嗟に自宅に連れ帰るも、親分が訪ねてきて……。主人公自身の幼少期、母との関係。彼女の生きた意味を考えてしまった。
お薦め度★★★(60%)