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テーマ:最近観た映画。(39932)
カテゴリ:家で見た映画
なぜ、これほどつまらないんだ? 見始めて20分を過ぎたときの感想。 名もない作品を選んでみていたら、きっとその時点で鑑賞することをやめただろう。 ヒットした作品。ディズニー作品。有名なキャラクター。「ラ・ラ・ランド」で一躍スターになったエマ・ストーンが主役。といった理由で見続けることに。また、最後まで見なければ、苦情も書けないと思った。 練りに練った展開。衝撃の事実。クライマックスのあわや…! 見続けることによって作品の価値を高めるような内容を理解することはできたけれど、感情をゆさぶられることはなかった。唯一面白いと思ったのは、噴水公園でのパンク・ロック・ファッション・ショー。イギリス的なもの、ロンドンの過激さを感じられてよかった。 あとは見るべきところがない。 映画ファンが喜びそうな秘密、展開、クライマックスも、それを見たからといって衝撃も感動も感激も起こらない。そもそも冒頭でこの作品に没入しなかったせいなのか、どうなのか。ゆえに私の作品評価は低いです。 本来悪役(ヴィラン)であるべき、クルエラがヴィランでなく、敵役となる実母バロネスがヴィランとなっていて、興味が失せた原因となっているかもしれない。ただ、バロネスをエマ・トンプソンが見事に演じ、イギリスでこのような重要な役どころはエマ・トンプソンしかやれる人はいないのか?と残念に思うほど。ただ、主役であるクルエラのキャラが映画で描かれているほど十分に際立っていないので、対するバロネスのインパクトも弱くなったと思える。 オリジナル・ストーリーであるだけに、よかれと思って秘密やクライマックスの仕掛けを講じたけれど、大成功というところまでいかなかった。それはやはりクルエラを変わった子ではあるけれど、常識人として描いているせいだと思う。ちょっと理解できない変人、狂人であるがクルエラなりの主張・考えがある人物として確立していれば、もっと楽しめるもっと魅力のあるヴィランとなりえたと思う。クルエラがこうなるのも無理からぬこと、としてしまえばもはやヴィランではないであろう。 Disney+にて 2021年/アメリカ/134分/G 監督:クレイグ・ギレスピー 原作:ドディ・スミス 原案:アライン・ブロッシュ・マッケンナ、ケリー・マーセル、スティーブ・ジシス 脚本:ディアナ・フォックス、トニー・マクナマラ 出演:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザー、エミリー・ビーチャム、カービー・ハウエル=バプティスト、マーク・ストロング、ジョン・マクリー、ケイバン・ノバク、ティッパー・セイファート=クリーブラント 原題:Cruella(「クルエラ」) お薦め度 「クルエラ」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.12 13:01:37
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