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カテゴリ:家で見た映画
(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会 Netflixでの配信がなく見られないため、ググって【初月無料】動画配信サービスのビデオマーケットに登録して、この作品を見た。 完結作への期待は高く、注目女優の有村架純が相手役にて出演ということでさらに期待した。 シリーズ全5作の5作目。私の期待値に答えたかといえば、否。緋村剣心と雪代巴と遺恨のある二人が夫婦となり情を通わせる。言葉に言い表せない思いをどのようにどこまで映像として表現、表出してくれるのかと期待した。それぞれの思い、考えは見ていてわかるがもう少しエモーショナルなもの、感情的なもの、それも爆発的感情を見せてほしかった。私の心を荒ぶるまでに揺さぶって感動の渦に落とし込んでくれることを期待していただけに残念である。 とはいえ、シリーズすべてを見られたことは満足だし、人を斬ることを封印し逆刃刀を持つことになった緋村剣心の動機が明らかになったことは良かったといえる。また、剣心の十字傷の十字を刻まれるところもある。佐藤健の人斬り抜刀斎のファンならば必見のシーンである。 これまでの作品であった物量作戦とでもいえる大勢の立ち回りや大量の爆弾はないとは言えないが相対的に少なく旅籠生活や田舎暮らしを描いているだけにクライマックスの大立ち回りの敵の数の少なさも物足りない気がするかもしれない。その意味では立ち回りの一番の見ものは冒頭シーンであり、藩邸に捕らえられ縄でぐるぐる巻きで縛られた剣心があれよあれよと武士たちを切り刻むのは見ものである。 本作で一番の関心事、剣心と巴の関係だが、巴の心の移り変わりよう、彼女の心情が描き切れなかったと思える。(描いてはいるが、描き切れなかったと見る) 私の見識が足りないのか、そのように見えた。 また、池田屋のシーンでは新選組を描いた数々のドラマ、映画とは違った池田屋の戸口のセットが気になった。(この作品は店は開けていて障子のまま、時代劇では店は用心のため戸締りをしていてなかなか板戸を開けなかった)沖田総司は高身長と思っていたのでいかにも小柄な総司は違う人物に思えてしまった。 敵役の北村一輝が押しのきいた低音ボイスで悪役さながらで良かった。 とにもかくにもシリーズ完結。佐藤健の代表作を見られたことに感謝。 VideoMarketにて 2021年/日本/137分/G 監督:大友啓史 原作:和月伸宏 脚本:大友啓史 出演:佐藤健、有村架純、高橋一生、村上虹郎、安藤政信、北村一輝、江口洋介 お薦め度 「るろうに剣心 最終章 The Beginning」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.13 18:36:46
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