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テーマ:映画館で観た映画(8533)
カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC 3月14日月曜日「ザ・バットマン」を見に行った。 3時間近い大作。 オープニングを見るなり、これはつまらない作品なのかもしれないと予感が走った。主役のロバート・パティンソンが好みの俳優でないせいなのかもしれない。不思議と予感は当たるのだが、これがDVDならすべてを見ずに視聴をやめたかもしれない。大劇場の空間で見続けると私の予感が外れたと思った。 すごい、ものすごい作品なのである。 冒頭の殺しから残虐であり謎をまとった事件。 それをとらえる視線も誰の視線かわからず困惑する。 バットマンことブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)が抱える苦悩もなかなか明かされない。正義であるはずの市長や検事や警察が悪事を行っていたとは…。 それに報いを、とする凶悪知能犯。とても捕まらないと思えたが…。 二転三転する展開。 行きずりの女に見えたキャット・ウーマンことセリーナ・カイル(ゾーイ・クラビッツ)の関係性。ゾーイ・グラビッツは小柄であるが、ありえないほど細いウエストとバランスの取れたスタイル。バットマンとの絡みもいい。 眼鏡をかけないジョン・タトゥーロは顔役らしく、きまっていたし、コリン・ファレルと思えないぶよぶよペンギンはペンギンそのものに思えた。凶悪知能犯リドラーのポール・ダノは薄気味悪かった。 暗い夜のシーンが多い中で雨のシーンもあり陰鬱で鬱屈してしまいそうであり、それがまたバットマンの心情とシンクロしていて、情感のあるものとなっていると思える。 クライマックスのスペクタクルなシーンは映画館で見るべきものと思える。 圧巻。 2022年/アメリカ/176分/G 監督:マット・リーブス 脚本:マット・リーブス、ピーター・クレイグ 出演:ロバート・パディンソン、ゾーイ・クラビッツ、ジェフリー・ライト、ポール・ダノ、コリン・ファレル、アンディ・サーキス、ジョン・タトゥーロ、ピーター・サースガード、バリー・コーガン、ジェミー・ローソン、ピーター・マクドナルド、ルパート・ペンリー=ジョーンズ 原題:The Batman(「ザ・バットマン」) お薦め度 「THE BATMAN ザ・バットマン」★★★★(80%) 字幕翻訳:アンゼたかし <ネタバレ> 三段落ちではないが、クライマックスが三つあるように思えた。 顔役ファルコーネとの対峙。 凶悪知能犯リドラーとの捕物劇。 そして、爆破による惨劇。 スペクタクルなシーンは映画に必須の醍醐味だが、悪に加担する一般人と思しき悪党の多さに現代のひづみ、悲劇を感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.16 21:23:42
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