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カテゴリ:家で見た映画
ポジヴヌイ 'バンデラス' (2018) (imdb.com) ウクライナ東部の分離独立派の裏側を描いている。 ウクライナ作品なので当然、ウクライナ側に味方する描き方、停戦破りも市民虐殺もロシアの破壊工作員、またはロシア側義勇兵の仕業ということにされている。しかし、その中で地域住民に毛嫌いされている政府軍は生活を守ってくれる味方ではなく敵だという。 作品としてはウクライナ側にスパイを送り込み、混乱させ、ウクライナ側が停戦破り、攻撃を仕掛け、民家を攻撃することを仕向けたロシアの工作という成り立ちであるが、見ていて住民感情が政府軍に対し敵と呼び避難するので、どちらが悪なのか困惑してくる。 テレビなどによる住民への洗脳が成功しているということになるのだが、戦争勝利よりも住民の命を大切にしてほしいと強く感じた。 部隊間のいざこざやウクライナ人同士でさえ疑心暗鬼な心情。 ロシアとウクライナは友好に手を結ぶことはできないのか。 と考えもしたけれど、この関係悪化は永遠に埋まることのないもののように感じた。 経験者は去り、新しい時代しか知らない若者たちにとって代わらないとウクライナ問題は解決しないような気がする。 それにしても、ひどい…。 Amazon Prime Videoにて 2018年/ウクライナ/113分/
監督:ザザ・ブアヅェ 脚本:アルテム・クリサノフ、セルゲイ・ジューバ 出演:オレグ・シュルガ、ユリア・チェプルコ、オレフ・ボロシェンコ、ニコライ・ズメイエフスキー、セルゲイ・ルフォー、ミハイル・オゼロフ、オレグ・オネシチャク 原題:Call Sign Banderas(「コールサイン・バンデラス」) お薦め度 「バンデラス ウクライナの英雄」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.20 18:55:15
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