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テーマ:読書(8507)
カテゴリ:読書
2人の母親と3人の父親を持つ森宮優子が主人公。 変遷を経て、風変わりで血のつながりのない父親、森宮さんとの二人暮らし。 風変わりな小説である。 意地の悪い人が少々登場すること以外はいい人、優子のことを一番に考えてくれる人たちしか登場しない善良な作品。苗字が替わることで苦労することがあるのかないのか。親は選べないはずなのに、親を選べるのか。高校生活の息苦しさも友達とのいざこざも気を使いすぎるからなのか、気にしないせいなのか。 家族がかわる大事なことを何度も経験しているわりに、感情的にはならず、物語も大きな感動をさせようと意気込んでいるところもない。 淡々とした感じとは違うけれど、ある意味時が解決してくれると無作為を決め込むところが非情であり達観しているように思える。 映画化されている作品である。 私がイメージした登場人物とはまったく違うキャスティングである。私が思うキャスティングであれば、どのようになったであろうか。 興味を持って読了。 そして、バトンは渡された [ 瀬尾 まいこ ] そして、バトンは渡された (文春文庫) [ 瀬尾 まいこ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.29 14:40:41
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