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テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書
読んでみたら面白い。 金の亡者である弁護士・剣持麗子。名は体を表すといえる容姿端麗・頭脳明晰な女性なのだろう。ただ価値観が金銭絶対主義すぎてまわりとは調和しないのかも。 その彼女の登場の颯爽さ、ゴージャスさ、スタイリッシュさが小気味いい。菜々緒をイメージしたが、竹内結子や石原さとみでもいいかもしれない。 恋人のプロポーズにケチをつけ、ボーナス倍増の弁護士事務所にてボーナス減額の憂き目にあい、とっとと退職する勇ましさ。秀麗である。 元彼・森川栄治は大手製薬会社の御曹司。長身の美男子でモテまくり。だから、向井理や速水もこみちを想像した。 億を越える資産を自分を殺害した犯人に譲るという、ありえない遺言状から始まった犯人探しに元カノで弁護士としてのっぴきならない状況に追い込まれ、関わらざるを得なくなった主人公・剣持麗子。元カレがとんでもない金持ちの御曹司であったことも知らなかったということで面白みが湧く。 人間関係の複雑なつながりもわかりやすく、遺産の行方も理解しやすかった。 神出鬼没な剣持麗子の八面六臂の行動は読んでいて楽しかった。 奇想天外、予測不能な交錯模様も面白く、撮り溜めていた月9ドラマをどのように表現してくれるかと見始めたら…キャストはイメージにそぐわず(これはしかたないにしても)、ストーリーの骨組みをかえてしまって(犯人選考会の選考委員が3人から2人)興味を無くし、ビデオを消した。ああ、残念なドラマ。 本はとても面白かったです。続編も読もうかな。 元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 新川 帆立 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.15 19:20:07
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