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テーマ:映画館で観た映画(8534)
カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2022「流浪の月」製作委員会 なんてこった。 イチオシの女優、広瀬すずが出ているのにこんな作品とは。 傑作「フラガール」「悪人」「怒り」を作った李相日監督なのにこんな作品とは。 原作が本屋大賞を受賞したのに、こんな作品とは。「羊と鋼の森」は映画化失敗作だと思うけれど、この「流浪の月」もそうなのかも。但し、「流浪の月」は原作を読んでいないので、映像化の失敗かどうかはわからない。 どこかで評判の演技を絶賛されていた横浜流星はその通りなのかもしれない。大人の女性として対比で登場した多部未華子も歳を感じさせる写りと奇麗な女性での写りとキャメラとともにみごとな演じぷりだった思う。広瀬すずのがんばり、松坂桃李も良くやっていたと思うが…。誰よりも素晴らしく思えたのは物おじしない白鳥玉季が演じる幼少期の主人公・更紗。とっても良いと思えたのは当然、芸歴5年で数々の作品に出演、大活躍の子役であった。 期せずして誘拐犯となってしまった青年と被害者児童。15年の時を経て再会する。15年前、同居し暮らしていたのは誘拐でなく、行き場を失った児童を保護しただけ。しかし、それは見ず知らずの男がすべき行動ではないため、ロリコン誘拐魔とされてしまった。その経緯をうまく説明できなかった女児。そのため彼は少年刑務所に送られた…。 優しいお兄さんに恋慕の情と懺悔の思いを抱えていた主人公・更紗(広瀬すず)の日常は元誘拐犯・佐伯文(松坂桃李)との再会によって崩れ去っていく…。大人の女性を受けいられない男の事情とは? クライマックスで秘密が明かされることで衝撃を受けていいはずなのに、その光景にさほど衝撃を受けなかった。その光景を見ながら”切り裂きジャック”を思い出していたのだが、それは身体的特徴が似ていたためかもしれない。 暗い作品だという評をきくにつれ、深みのある作品を期待した私にはとても残念な作品であった。 2022年/日本/150分/G 監督:李相日 原作:凪良ゆう 脚本:李相日 出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明 お薦め度 「流浪の月」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.21 19:22:01
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