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2022.05.29
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テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書


作家、小川糸の本と思い、手に取った。
読んでみた。
目の見えない少女の話。

目の見えない人の話をこれまで読んだ記憶がない。
耳の聞こえない人の話は読んだことがある。
(「​デフ・ヴォイス:法廷の手話通訳士​」)

目の見えない人の物語が読めるなんて、驚き。
目の見えない人がこの物語のように光を感じ、音を感じ、匂いを感じているのかわからない。それは、この主人公独特のものなのかもしれないから。目の見えない人が本を読むのも、驚きであった。
今日が何日なのか、何年なのか。
母との暮らしが懐かしく、突然、ひとりぼっちなってしまった、とわ。

ひとりになってしまった、とわ。
私は、本を読むのをやめようかな、と考えた。
しかし、読みやすく、つい読んでしまう文体に、読み続けた。

主人公とわ(永遠)は成長していく。

その後の展開は、読んでみて、発見してください…。

とても、素敵だとか、すごいとか言えない、もっとちがう意味の作品だと思える。淡々と朝も昼も夜もわからない暮らし。

この本を読んで感動するとは思わなかった。
後半の後半を読んで、感動した。なぜだか、感動した。他の人も感動するとは思えないけれど、感動した自分に驚いた。

「とわの庭」は書き下ろし、だそうです。


とわの庭 [ 小川 糸 ]





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最終更新日  2022.05.29 12:53:17
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