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テーマ:映画館で観た映画(8532)
カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2022「マイスモールランド」製作委員会 この作品、入管関係者に見てほしいと思った。 しかし、それは違っていて、難民を認定する人々というか、いや、それよりもっと法律制定者、いわゆる国会議員や外務省などの現場を知らない人々に見てほしいのだと思った。 クルド人という名称を聞くだけで、なんとなく避けたい気持ちになるのはなぜなんだろうと思いながら見た。この映画の中の日本人同様、どこの国?どこにあるのかわからない。 映画を見て、ユダヤ人と同じように国を持たない民族なんだなと知った。もっともユダヤ人はイスラエルという国が作られた。そのイスラエルではずっと紛争が続いている。 さて、この作品を見ていても、何をもってビザを取り消したのかよくわからない。そして、ビザの取り消しによって、就労できなくなったり、他県への移動が制限される。ググってみたところ、映画で描かれていることが現行の難民ビザとは異なるようである。間違った情報を与えてしまってはいけないと思うけれど、おおむねそうであり、難民申請が通らず苦慮している日本在住外国人がいるということであろう。 そして、この映画で入管に拘留された父親の件は解決しないまま、その子供である彼女たちの身分も確定しないまま。 クルド人を演じたカーフィザデー一家は家族で参加しているせいか、演技をしている感じを与えません。自然な感じのように見られた。主人公・チョーリャク・サーリャ(嵐莉菜)の相手役となっ奥平大兼の自然な演技に脱帽した。彼の素のままのようなしぐさが好感が持てる。 日本の入管の問題点、考えて見るべきである。 2022年/日本・フランス/114分/G 監督:川和田恵真 脚本:川和田恵真 出演:嵐莉菜、奥平大兼、アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー、韓英恵、吉田ウーロン太、板橋駿谷、田村健太郎、池田良、サヘル・ローズ、藤井隆、池脇千鶴、平泉成 お薦め度 「マイスモールランド」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.11 20:58:35
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