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カテゴリ:読書
短編連作で一冊の本を書き上げる青山美智子さんの書下ろし。 書下ろしだけによくまとまっている気がする。そして、映画的手法のように結末が冒頭につながっているというか、冒頭からつながっている。 毎月一日の出来事を綴って12か月。短編が12編ある。 東京のカフェと京都を舞台にそれぞれ関連のある人々が紡いでいくお話。 途中、あまりの共鳴に(共感に)ハラハラと涙を流し、ここまで感動した本はなかったなぁと本屋大賞2位となった「お探し物は図書室まで」や「赤と青とエスキース」よりも心を揺さぶられた。 中盤でのあまりの感動に終盤どうなることかと思ったけれど、ちょっと胸が熱くなるくらいの感じで終わって、よかったです。魂が荒ぶる程、揺さぶられると尾を引いてしまう気がしていたので…。 月曜日の抹茶カフェ [ 青山 美智子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.06 22:45:25
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