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テーマ:読書(8527)
カテゴリ:読書
柚木麻子にしたらちょっと異質な意外な感じのする本だった。 もちろんこれまでも恋や彼氏が出てくる本があったけれど、これはほぼその相手である男を思って書き連ねた本である。時は昔、バブルに踊り、バブルにはじけた頃、栃木の田舎から大都会東京に出てきて初めて行った銀座の高級鮨屋の板前の指に魅せられる。そして、通い続けて幾年月。 男を思いながら表立った行動に出なかった、出られなかった女の後悔と思い出と喜びと哀しみの物語。1年から2年ごとに描かれた彼女の青春。 過激な生活を描くのはやはり柚木麻子ならでななのだろうか。 その手をにぎりたい [ 柚木 麻子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.15 18:00:29
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