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テーマ:読書(8526)
カテゴリ:読書
過激な題名に初めて住野よるの本を読んだ。 登場人物ひとりひとりの行動、思いが箇条書きのように数ページずつ書かれている。 読みづらく感じた。と、ともにこれは小説なのか?とも思った。 ストーリーを書いていないから。 主人公もその周りの人間も次々と主人公となってその時を語るから、何人もの登場人物が何人もの主人公となる。これは群像劇? ググって見たら 「ニコニコ大百科(仮)」で ”群像劇には以下の二つのパターンがある。 ①同一の世界観や舞台において、それぞれ別の人物による完全に独立した短編がいくつも同時進行しているもの。例えばひとつの学校内の複数の人物を別個に描くものがこれに当たる。 ②①と同じく、同一の世界観や舞台でそれぞれ別の人物による独立した複数の物語がつむがれるが、一見バラバラなエピソードに見える複数の人物のストーリーが、全体を通して知ることで一つにまとまり本当の姿を現す手法のこと。” とあった。 この作品は②の手法で描かれていて、群像劇ゆえに把握しづらい、とはいえ、中盤まで読むと関係性や登場人物が把握できるようになる。しかしながら、そこにこの本の中の本、小説の存在が小説の中の現実世界と関係することで話がすすむけれど、その必然性が私にはわからない。そして、クライマックス、結末と行動を理解するには二重人格者であると感じた。あいつもこいつも二重人格、と思うそれで良いのか?あるいは二重人格でないとこの世は生きていけないほどの世界なのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.15 18:30:52
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