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テーマ:読書(8518)
カテゴリ:読書
柚木麻子にはまっている。 彼女の文章を読むときにワクワクが止まらない。 興味と高揚感を持って、まるでこれからご馳走を食べるような、大好きな食事を始めるような喜ばしいアドレナリンが出てくるような気になる。 だから彼女の書く物語は否定などするわけなく、全面的肯定にて読む。高揚感と至福感を感じながら、とてもいい気分だ。 彼女が書く女同士、女友達は親近感と辛辣さをもって赤裸々に描かれる。 男子の中にいるよりも女子の中に囲まれている方に安心感を感じる僕にとって柚木麻子は大好物だ。 ”デートクレンジング” デートを否定するのではなく、デートの呪いをぶっ壊せ!というスローガン(?)のもとに5人組のガールズグループをマネージメントする35歳独身女子の親友である主婦が主人公。彼女が女子大生の時にアイドルを目指していた時から彼女の大ファンであった主婦は妊活に励む義母のカフェ(?)を手伝っている。アイドルを諦めガールズグループのマネージメントをして10年、グループは解散、35歳独身女子は考えを改め婚活に励む。その彼女を一心に応援してきた主婦は彼女との関係の揺らぎに困惑し、妊活に徒労し、困惑するが、義母や夫のサポートが彼女を支える。そんなおり、妊娠する…。 いろいろな女性が登場し、それぞれの生き方、考え方を絡み合わせ交流をうまく描いた本だといえる。 読み終えてしまったが、またすぐ彼女の世界に戻りたい、次の作品を読みたい気持ちである。 ああ、まったく僕は柚木麻子に毒されている。(笑) 踊る彼女のシルエット (双葉文庫) [ 柚木麻子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.03 08:28:35
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