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カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会 新海誠監督がなぜこの作品を描こうとしたのか。 期せずして、先日見た映画「天間荘の三姉妹」と同じく東日本大震災の影響を描く作品である。 あらすぎも概略もまったく知らないで作品を見るということはこういうことになるんだな、と思えた。
東日本大震災について目を背けたり、目を伏せたりはしないけれど、あまり話題になってほしくないという気がする。 さて本作は九州の田舎町で都会のイケメン大学生に出会った女子高生が道案内を問われて答えたことが気になり、始まる。ちょっと浮いた話であるが、なぜか真摯な女子学生だと勝手に思ってしまっている。それゆえ無軌道な行きがかり成り行きで東へ東へと旅する展開は家出少女でありながら擦れた感じはない。 九州の田舎町の方言がいい、四国の方言がいい、関西(兵庫)の方言がいい、そしていきなり東京。それから福島へと……。 物語のクライマックスの異常な状態はファンタジー映画であるゆえの異次元空間。 いい作品だと思うけれど、何を受け取るかは、何を伝えているかは、とらえにくいように思える。 歌がいい。 往年のというか60代、70代が好みそうなニューミュージックや歌謡曲が歌われ流され、まだ50歳を迎えていない新海誠監督からすると一世代か二世代上の流行楽曲になると思うけれど、この選曲の妙を知りたい気がする。また、RADWIMPSと陣内一真と主題歌・十明とすべてが聞き心地の良い音楽である。 2022年/日本/121分/G 監督:新海誠 原作:新海誠 脚本:新海誠 出演(声):岩戸鈴芽・原菜乃華、宗像草太・松村北斗。岩戸環・深津絵里、岡部稔・染谷将太、二ノ宮ルミ・伊藤沙莉、海部千果・花瀬琴音、岩戸椿芽・花澤香菜、芹澤朋也・神木隆之介、宗像羊朗・松本白鸚 お薦め度 「すずめの戸締まり」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.19 21:06:07
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