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テーマ:テレビドラマ(813)
カテゴリ:テレビ
木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp) ”トラベルナース”という単語、この番組のための造語だと思っていたけれど、すでに使用されていたようである。 トラベルナースとは?メリット・デメリットや求人が多い転職サイト - 株式会社peko によると”トラベルナースとは、看護師が不足した地域に派遣され、一定期間看護師として働くという「制度」のことを言い、アメリカ(ニューオーリンズ)で1980年代に病院やクリニックで看護師のスタッフ不足を大胆に解決する方法として提供されたことが始まりです。”とある。ゆえに医療現場においてはなじみのある言葉なのであろう。その言葉に注目し、その職種をモデルに連続番組を作り上げる、脚本家・中園ミホの手腕を信じて見た。 主人公の九鬼静(くき しずか)を演ずる 中井貴一がいい。すごむときの広島弁といい、泰然自若としながらもやさしさ全開の献身的態度は素晴らしい。同じく主人公である那須田歩(なすだ あゆみ)を演じる 岡田将生は九鬼静に振り回されているタジタジ感が中井貴一の演技攻勢の独壇場にさらされている感じがして面白かった。 ダブル主演とはいえ中井貴一の方に比重のかかった作品だったといえよう。 「七人の秘書」でようやく中園ミホを認識し、ファンにもなった私は期待しながら見た。ところが、一度、中園ミホが脚本としてクレジットされなかった回(原案者でクレジットされていたのかな)とメインとなった患者役の演技が平凡すぎて白けた回の二回は残念だった。これら以外の回は楽しんで見られた気がする。 共演者が寺島しのぶ、安達祐実、池谷のぶえといった演技巧者であり、松平健、柳葉敏郎という重鎮であり、キャラクターが良く光る浅田美代子、野呂佳代、恒丸祐里、宮本茉由、六角精児であり、きれいどころで菜々緒を配している鉄壁のキャストゆえ、見どころは十二分にあった。ゲストもキムラ緑子、杉田かおる、岸本加世子、六平直政といった名も演技力もある人々なので見ごたえもあった。 このドラマの続編を望む声があるようであるが、ワンクールで終了として構想されたものであったようなのでドラマの展開を見てもこのまま終わったほうがいいと思える。 中園ミホには新しいドラマを期待したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.17 18:59:34
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