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テーマ:テレビドラマ(813)
カテゴリ:テレビ
日曜劇場『アトムの童(こ)』|TBSテレビ 「アトムの童(こ)」ようやく見終えました。 どうなるこのドラマ、と心配したのですが、社屋焼失の後、「アトムの童(こ)」のタイトルロールの意味が分かり、がぜん興味を持ち見続けました。 見続けましたが…興味以上の感情の揺さぶりを感じませんでした。 それは展開に妙味を持たせるために安積(山﨑賢人)がSAGASに加わったせいなのか、株主総会も警察権力の介入という不可思議な仕業に興味をそがれる思いをしたからなのか。SNSで絶賛された山﨑努の存在感も期待しすぎたのか、それなりに思えて……。 終わってみればゲーム開発に右往左往、アトム社の存続に右往左往というドラマ。 悪役が悪役になり切らず、少々残念に思えた。悪役が悪役でなくなったときに目からうろこと思えるほどの価値観の転換を感じさせないと無理だと思える……。 岡部大、皆川猿時、岸井ゆきの、松下洸平らが好演してみせたが、山﨑賢人とオダギリジョーの対峙が感情を熱くするところまでいかなかったことが傑作とはならなかった気がする。 最終回の延長放送もこれまでの場面のダイジェストのようなものを挟み、それが何の意味も持たない点で蛇足にしか思えず、つまらないエンディングにしてしまった。と思える。例えば主人公がこれまでの経緯を振り返り、友情に篤い涙を流すとか、敵対する相手に敵意を増幅させるとか、の意味あるものならば挿入してあり!だけれど、ただ、単にダイジェストを流すのは無意味に思えた。 日曜劇場には熱くなる、または篤くなるドラマを望みたい。でなければ胆を冷やすほどの冷徹なやつを……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.18 13:02:07
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