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カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2023劇場版「TOKYO MER」製作委員会 テレビドラマを見て、スペシャルドラマを見て、評判を聞いて見に行った。 この作品、初見で見た人はどういう感情を持つのであろうか? テレビドラマで毎週見ていた者にとっては懐かしい映像、悔しく辛い思いも共有出来てTOKYO MERのメンバー同様思うところ、あふれる思い、人命最優先の気持ちは痛いほどわかりひしひしと伝わってくる。 それゆえかいつも目の敵にされる政府高官、大臣たちがいかにも悪役、悪人顔で登場するのがわかりすぎてどうなのか、と思えてしまうが。 今回は東京を飛び出し横浜ランドマークタワーでの一大事。生死をかけた救出作業となる。 これでもかこれでもかとつぎつぎと悪化していく火災現場・ランドマークタワー。 放火魔・犯人役の今野浩喜は犯人らしくって(笑)納得。 その犯人をTOKYO MERの医師たちは…。 物語の途中でフラッシュバックされる過去の事件の数々、メンバーの数だけ、それぞれの思いがあり記憶があり悲しみがある。そんなことも映し出しながら… 瀕死の重傷者が次々と出てきて、その都度手術を行う悲惨さと手際の良さ。 これでもかこれでもかと危機また危機の展開にやりすぎだよと思いつつ見入ってしまう。 明るく前向きでめげない鈴木亮平演じる喜多見の姿に引き込まれる。 生か死か… 生か死か… といった場面を何度も繰り返しながら、チームワークの取れた手術シーンのセリフのやり取りは絶妙な間合いとテンポであった。長く生死を共にした仲間だから(演技を共有した仲間だから)できたシーンだと思えた。 圧巻である。圧倒的である。 魂のこもったシーンの数々にその度、涙し、涙をにじませた。 とてもいい作品だと思える。やや作り込みすぎと思えるところもあったが。 鈴木亮平がいい。役柄に十二分に染まった心意気を演技で見せてくれた。 中里依紗もいい。体を張ったシーンが出てきて血まみれにもなるが、美しい顔を見せてくれたのは慈愛であるような気がした。 中条あやみはドラマでの新人ドクターからの成長を見せ、緊急出動ドクターとして立派に立ち振る舞う姿は良し。 千晶(仲里依紗)によりそう菜々緒はいい活躍、かっこいいい。 レスキューの要潤もかっこいいよね。 小手伸也、佐野勇斗、フォンチーの面々もいい。ジェシーも見せ場があった。 敵役として登場した鴨居友(杏)が良かった。音羽尚(賀来賢人)の元恋人にしてアメリカ帰りの緊急医療ドクター。音羽への思いにおける痛い女を小気味良く演じ、滑舌が良いためクリアに聞こえるセリフは性格の明快さを表している。長身なのも鈴木亮平と相まみえて引けを取らないし、賀来賢人や菜々緒や中条あやみとも比肩できているので見栄えが良かった。 2023年/日本/128分/G 監督:松本彩 脚本:黒岩勉 出演:鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、杏、徳重聡、古川雄大、渡辺真起子、橋本さとし、鶴見辰吾、仲里依紗、石田ゆり子、 お薦め度 「劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.28 20:40:20
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