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テーマ:読書(8498)
カテゴリ:読書
気になっていた本「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読んだ。 テレビドラマはチェックしているのでドラマ化された『霊媒探偵・城塚翡翠』も気になり初回見たのだけれど、なんとなく面白くなさそうなので見るのをやめた。 主人公・城塚翡翠をNHK朝ドラマで注目の清原果耶が演じ、香月史郎を瀬戸康史が演じた。両者ともに好きな俳優なので楽しみであったが、清原演じる城塚翡翠があまりに暗く清楚なイメージの清原には合ってなかったのかもしれない。もちろん城塚はお嬢様なので上品さは必要だがイメージ的にゴスロリが似合う黒の派手な衣装が似合う女優が最適だったのではないかと思える。と、これは原作である小説を読んで思ったことである。 さて、その小説だが、このような内容のものとは思わなかった。霊感や透視で事件を解決するものだと思っていたが…。起承転結の転からのどんでん返しとも思える内容は薄々感じてはいたものの驚きであった。また、そのことを主人公・城塚が感じているだけでなく知っていて誘導し暴露したとなると驚きを通り越して、作者の作為的なものを感じて心証を悪くした。 導入部に次ぐ承の事件に関しては、なにかどこかで読んだような既読感があり、それは何の本だったのか。ん?ひょっとしてドラマで見たのかな?もうそれさえも思い出せない。その既読感が気になり、作品に対する印象を悪くした。パクリにしろオマージュにしろオリジナルでないなら良くないなぁと思えたので…。 先入観を持たずに読んでいたはずなのに、予想した占いや霊感の類で…といえる作品でなかったことで興味を無くしてしまった。とはいえ、おもしろく読んだ。 medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫) [ 相沢 沙呼 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.04 12:07:24
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