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テーマ:読書(8498)
カテゴリ:読書
オープニングの切実感…私は物語に引き込まれていた。 第一部で隔靴掻痒のもどかしさを感じるストーカーの件。 腑に落ちない警察の対応もそういうものなのかと思いつつ読み進めた。 フィアンセの架(かける)が思う真美(まみ)への思いは焦燥を感じるものだった。 第二部で東北が出てくる。 震災復興の今が描かれる。 現代の恋愛がどういうものなのか、シニアになってしまった私にわからないというよりも、大震災がありコロナ禍があり世の中が随分と変わってしまったと思える。この物語はまだコロナ禍以前であるので、大震災のことだけであるけれど…。 評判作を読み終えて、読み応えは感じるものの、感情の高ぶりはあまりなかった。それぞれの人物がしっかり存在しキャラクターが描かれていることに感心した。 傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.08 18:06:28
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