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カテゴリ:家で見た映画
(C)2021映画「ONODA」フィルム・パートナー(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス) 本当のところはどこにあるのか。 当時見たリアルな映像ニュースと違った気がしたところもあるけれど、そこは映画的に処理されているのかもしれない。(あるいはニュースの方がニュース的に処理していたのかも) ポスターなどから津田寛治演じる小野田寛郎陸軍少尉が中心で探索が主な内容かと思って見始めたが、描かれているのは彼が任務に就く前の話からで、厳格な父からの教えと秘密裏に教授された秘密工作員としての任務の相反するところ、当時の軍隊では考ええない命を惜しむ命令は知りえなかっただけに驚きであった。小野田さん帰還時のニュースでもそこまで深く命令に関しての言及があったとは思えないので、最終的に直属の上官が命令撤回をしないと帰還できなかったことが理解できた。この秘密裏の作戦のために小野田さんは長年潜伏し、また上官が命令撤回を直接告げなければならなかったである。 この終戦前後から親族が探索に来る昭和25年までの期間を遠藤雄弥が演じている。ほぼほぼ(三分の二)は彼の映画だ。 小野田寛郎陸軍少尉の秘密裏の戦闘を映像化映画化したのはフランス、フランス人である。一応確認したところ監督のアルチュール・アラリ(Arthur Harari)はエジプトにつながるフランス人(祖父がエジプト人のフランス映画俳優)である。原作のベルナール・サンドロン(Bernard Cendron)『ONODA 30 ans seul en guerre』(小野田、戦場で30年ひとり)に注目し、原語=日本語にこだわって映画化された。ゆえに現地語のフィリピン語と一部の英語以外、すべて日本語である。 長尺であり驚きの作品である。 U-NEXTにて 2021年/フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア/174分/G 監督:アルチュール・アラリ 脚本:アルチュール・アラリ、バンサン・ポワミロ 出演:遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、嶋田久作、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、イッセー尾形 原題:Onoda, 10 000 nuits dans la jungle(「小野田、ジャングルでの10000夜」) 「ONODA 一万夜を越えて」★★★☆(75%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.16 15:48:33
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