|
テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書
私が東直子の著書を読もうと思ったのはなぜなのか? そして手に取った「薬屋のタバサ」。 なぜ、この作品をえらんだのか、記憶にないし、わからない。 せめて読んで見て、いい本だと思えれば良いけれど。 読んで見て、不思議な本であった。 その街もその人々もその暮らしも、しっかりと把握することはできず、なんとなくこんな感じ、みたいな。それで、読んでいくと混とんとしていく。 というのも人間関係ははっきりとせず、明確にしたところでその関係性は希薄というか不完全なような気がして、タバサさんの調合する薬を飲んだような気分。 そう、タバサさんの調合する薬で元気になり、突然死する。 それは薬なのか? 薬と突然死の因果関係はない。因果関係があるという証明も説明もない。ゆえに因果関係はわからない。 いろいろな人が登場し、いろいろな関係をもたらすけれど…。 後半、タバサさんのところの庭にある池を受けるということが出てくる、 何でもかんでも池に放り込み、どろどろの池を埋めていく。 埋めていく 埋めていく。 果たして池は埋まったが、次は… タバサさんの薬、大丈夫なんでしょうね。 不思議な物語でした。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.19 22:49:51
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|