|
テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書
さすがの原田マハ。 心温まる読ませるストーリー。 役者稼業をしていた私にとっては親近感がありながらも全く陽の目を見なかった存在だったので、その知名度のある感覚はまったくわからないけれど。 この作品での旅屋。 旅行代理店でなく旅行代理業。 こんな仕事、現実にはありえないし、代理業として成り立たないと思うけれど、そこは本の中のお話として、この設定を受け入れよう。 異常な職業ではあるけれど、旅屋として行う旅では親切なとても親切な人々が登場する。人間関係もわだかわりや夫・子供を置いて出奔する女などがいたりするけれど、不人情な人は話のついでに出て来るだけで、登場人物としては登場しない。 そのせいか、絵空事のひとばかりではあるが、読み終えて、安心というか安堵する内容は感心する。 ある種、原田マハらしいのだろうか。 既にこの作品、NHKでドラマ化されていて、主演は安藤サクラ。 小説からは元アイドルのかわいい子を想像していたので、ずいぶんとイメージが違うキャスティングだと思えた。 旅屋おかえり (集英社文庫) [ 原田マハ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.14 16:59:39
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|