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テーマ:読書(8508)
カテゴリ:読書
書下ろしである。 なるほどである。 やむにやまれぬ事情から田舎の村奥の神社のような中にクスノキが鎮座している。 大木で樹齢も長く根元には祠のような空洞がある。 その中で新月と満月の夜に祈祷が行われ、そのための番人として青年が雇われる。 その青年が主人公。 祈祷をするのは一晩に1人。 青年の伯母が長年、番人をしてきたという。 その前から長年にわたり引き継がれている。 叔母は大手ホテルチェーンの相談役でもあった。 祈祷に訪れる人たちとのかかわり、その中で一人の娘と出会い、祈祷にまつわる謎を解明していくことになる……。 終盤になり伯母の人となり、娘の伯父の人となりが明らかとなり、結末をむかえる。 人の思いとは重いものなのかもしれない……。 クスノキの番人 (実業之日本社文庫) [ 東野 圭吾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.27 23:22:46
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