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Netflix映画「ナイアド その決意は海を越える」11月3日(金)より独占配信 【実話なのでネタバレあり】 僕の大好きな女優アネット・ベニングがおばあちゃんを演じる。 親友でありコーチ役でジョディ・フォスターが出る。これまた、おばあちゃん。 アネット自身が60代後半で、ジョディも60過ぎ。 映画は主人公ダイアナ・ナイアドのキューバ=フロリダ間のフロリダ海峡横断という単独水泳2度目の挑戦から描いている。ダイアナ・ナイアド(アネット・ベニング)60歳、ポニー・ストール(ジョディ・フォスター)58歳から描く。もちろん途中で失敗したダイアナ28歳での挑戦や十代の頃の水泳チームでのあれこれが回想としてなんども出て来る。少女の心を傷つけた件もあるので、泳ぎに拘るダイアナの心境については何かとあり複雑である。 還暦を迎えて人生の後半、あるいは末期にあたる時に、”Never ever give up!”(決して絶対あきらめない!)と邁進する姿、そしてそれを成し遂げてしまった事実に打ち震えてしまった(感動した)。 (実話なのでネタバレ書いてしまいました。とはいえ、それを知っても感動できると思える) この作品がスクリーンでなく配信で見てしまうもったいなさを感じる良作。 (映画館で公開もされたもよう) アラ還の女性が海に汐にさらされるので化粧気はない。日焼けもシミも皺もまざまざと見せつける。 海に入ってるときに素顔でバサバサなのに海から上がった瞬間、化粧しているように見えたシーンもあるけれど、そこはそれ、リアルに拘るか、美しさを取るか…。 年老いた肉体をさらすアネット・ベニングはそのことは厭わないにしても現役(?)スイマーを演じるのであるから引き締まっていなくともぶよぶよやぽっちゃりではいられない。V字腹筋を見せるなどなかなかの体型であり体力であった。 演技巧者と思えるアネット・ベニングとジョディ・フォスターがそこにいる存在として自然にいることがドキュメンタリーのようでよかった。また、外洋で泳いでいるシーンにダイアナ・ナイアドの実際の泳いでいるシーンを挟んでいたのも良いと思えた。 映画本編が終わり、クレジットになった時にその後のふたり、ダイアナ・ナイアドとポニー・ストールの講演や運動が映し出され、アネット・ベニングとジョディ・フォスターとの4ショット(4人で写っている)やダイアナ・ナイアドとアネット・ベニングが振り移しのように共に並んで泳いでいる映像を見た時にとても好もしく思った。 とても素敵で感動できた作品である。 この横断遠泳を共にした船長にも感心。 Netflix にて 2023年/アメリカ/121分/G 監督:エリザベス・チャイ・バサルヘリィ、ジミー・チン 原作:ダイアナ・ナイアド 脚本:ジュリア・コックス 出演:アネット・ベニング、ジョディ・フォスター、リス・エバンス、イーサン・ジョーンズ・ロメロ、ルーク・コスグローブ、ジーナ・イー、エリック・T・ミラー 原題:Nyad(「ナイアド」) 「ナイアド その決意は海を越える」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.19 13:36:09
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