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テーマ:読書(8514)
カテゴリ:読書
「ボニン浄土」という題名である。 本来はボニンアイランドとしたかったのだろうけれど、それだとまんま小笠原諸島ということになるので、本の内容と合わせて浄土というものにしたのかもしれない。 盛りだくさんというか、小笠原諸島の歴史を鑑み、いろいろなことを描いている作品である。 主人公たちと言える複数の人物が登場し、接点のないまま進展していって最後に交錯し、知り合う。 小笠原諸島については沖縄と似て異なる戦中戦後の歴史を歩んでいながらほとんど何も知らない。こんなことがあったんだと、小笠原諸島の成り立ちからの歴史を知りえるとても良い本だと思えた。 これほどの内容の本を書き表した宇佐美まことの力量に感服。 大河ドラマをみるような連綿とした歴史と人生を織り込んだ読みどころのある書籍である。
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最終更新日
2023.12.06 22:50:47
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