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テーマ:読書(8513)
カテゴリ:読書
いいなぁ、青山美智子さんの本。 2019.11.23「木曜日にはココアを」青山美智子:著 宝島社文庫 に読んだ時にとても感激し感動し、この作家さんのほかの本も読みたいと思った。作家として成功してほしいと思った。 その後、新作を知ることもなく時が過ぎ、第1回 宮崎本大賞(2020) を受賞することにより、彼女が作家として活躍していることを知る。 2022.05.14「赤と青とエスキース」青山美智子:著 PHP研究所
2023.06.21「ユア・プレゼント」青山美智子:著、U-ku:絵 PHP研究所 2023.10.21「月の立つ林で」青山美智子:著 ポプラ社 読書をすることが習慣化され、いくつもの本を読んできたけれど、青山美智子さんの本を読んでは感動し、感嘆する。素晴らしく素敵な作家だ。青山という名も東京・青山の地名を連想させ、美智子という名も美しくたおやかで聡明な感じがする。とても素敵な名前だ。お姿はネットで拝見したが、お声はどのような声だろうか。ご本人がどうかよりも本が素敵であれば良し。 「ただいま神様当番」は期待せずに読んだ。話題をよんだと思えないから。 じいさんの神様が朝のバス停に並ぶ5人に次々と取り付く話だった。 言葉を交わしたこともない乗客たちはそれぞれにそれぞれの問題を抱えており、じいさん神様の思うところ希望を叶えることによって乗客たちの問題も解決していくというファンタジーである。 OL、小学生、高校生、大学非常勤講師、零細企業社長という5人それぞれに対し、荒唐無稽というか、ある意味、絶妙というか難題をじいさん神様が押しつけ、その難題をクリアすることで気づかなかったことに気づける話。とてもこんな小話で感動するわけはないと思って読み進めたが、高校生の”リア充”で落涙した。はからずも感動してしまった。共感してしまった。それは私が好きな映画が関連していたせいかもしれない。十代の若者の心に共鳴するなんて、私が幼いのか、はたまた還暦を過ぎて若かりし頃を懐かしむ気持ちだったのか、自分でもわからないながら、感動していた。とても素敵な、そして今どきの物語であった。最終話の零細企業社長の時は女性がストリップ劇場に行くということに驚いたが、青山さんも取材で訪れたのだろうか。女性の行動に感心した。 ただいま神様当番 (宝島社文庫) [ 青山 美智子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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