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テーマ:読書(8511)
カテゴリ:読書
「イクサガミ 天」を読んだとき、選んだ本を間違えたと記した。 デス・ゲームを読みたいとは思わないからだ。 とはいえ、乗り掛かった舟、完結まで読まねばならないと思い、この「イクサガミ 地」を読み始めたところ、面白かった。デス・ゲームであることに変りはないのだが、登場人物の人となりを理解してきたせいかもしれない。一子相伝ともいえる奥義を伝えるために8人で修業し、殺し合い、生き残ったひとりが継承するという非道極まりない伝承がなされていることも、百人を超える金の亡者、いや剣の猛者が果し合い9人が東京へ到達するというゲームもルールを把握すれば、いかにして切り抜けるかという興味が湧き、またこのゲームの主催の謎を解くという面白さが加わって、楽しめた。 最近興味を持った大久保利通が登場し、その行動にも興味が持てた。 刺客、刺客、刺客…。 腕に覚えのあるものが斬りあうのは読んでいて身震いがするほど、見入ってしまった。 なんておもしろい続編なのだろう。 結末となる第三部が待ち遠しい! イクサガミ 地 (講談社文庫) [ 今村 翔吾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.16 23:34:56
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