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2024.02.04
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テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書


読書をするようになって、現代の本だけでなく、昔の名作も読まないとなぁ、なんて考えていた。NHKの大河ドラマでは「光る君へ」と源氏物語作者である紫式部を取り上げている。
古典で大長編の源氏物語をいきなり読めるわけはなく漫画「あさきゆめみし」を読んで大筋を知り、現代語訳を読んで見るかと与謝野晶子、谷崎潤一郎、田辺聖子、瀬戸内寂聴などの作家を見比べ男性作家としては谷崎潤一郎しかいないことに気づく。
図書館で見かけた「春琴抄」は薄く、これならばさっと読めると思い手に取った。
読んでみる。

一人が足りの文章で一ページに文字がびっしり並んでいる。
これは文体が特殊でもあるけれど、印刷に金がかかる時代ならではの紙片を少なくする技なのかもしれない。
さて、主人公となる春琴については生前から評判なうえに死後も語り草となるほどの人物であった。薬問屋のこいさんとして生を受け、盲目となってからは琴・三味線の稽古に励み、当時女子としては最高位となり師匠となり教えるまでとなる。この春琴に付き従ったのが薬問屋に丁稚奉公にきていた佐助である。佐助は甲斐甲斐しく春琴に仕え、朝起きてから夜寝るまで、お風呂の世話までやっとという。この二人の関係、二人がなくなるまでの聞き伝えを小説というか一人語りにした文が「春琴抄」である。
このような小説が存在し、このようなことが昔あったということにとても感じ入った。
年上の男子が年下の女性を甲斐甲斐しく世話をするという上下関係の逆転現象にえもいわれぬ印象を持った。



春琴抄改版 (新潮文庫) [ 谷崎潤一郎 ]





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最終更新日  2024.02.04 12:44:02
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