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テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書
もしこれが映画であったなら楽しく見たのかもしれない。 本屋さんで表表紙を見て、読んでみたいと思った物語であるけれど、読み始めておとぎの国というか空想の世界の物語であることにかすかに忌避感を感じた。映画なら「ロード・オブ・ザリング」や「ホビット」シリーズのような感じがするのだけれど、本で読むとなると抵抗を感じるのはなぜなのだろう。 それは私の本を読む姿勢にあるのかもしれない。 映画では奇想天外なスペクタクルな作品を好む傾向があるにもかかわらず、本を読むときは実社会、生活に密着した物語に興味を覚える。 さて、「レーエンデ物語」について語ろう。 語るほどのことを書けないかもしれないが、冒頭から中盤まで国境に街道を通そうとする計画を持っていろいろな種族や銀色になってしまう不治の病のことなど設定はおもしろく、読みどころもあった。ただ、中盤から主人公たちの立場が苦しくなり、困難なことが立ちはだかるにつれ、どうなることか心配になる。終章をもって夢物語として終わらなかったのはリアリティがあると思えども嬉しく思えなかった。 レーエンデ国物語 [ 多崎 礼 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.21 22:42:10
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