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カテゴリ:映画館で見た映画
(C)Universal Pictures. All Rights Reserved. アカデミー作品賞受賞作「オッペンハイマー」を見に行った。 前半は眠気がありセリフ過多でついていくのが苦しかった。後半、眠気が去るとしっかり見ることが出来た。前半ちょっと登場のロバート・ダウニー・Jr.が彼とわからず、ジェレミー・アイアンズに見えて、この老け方でアカデミー助演男優賞を獲得したのかと思ったら、情けでの受賞かと思えたが後半の名演技、助演男優賞もむべなるかなと思えた。 この映画作品を見て知りえたことが多かった。 日本向けの原爆だと思っていたが、もとはドイツに落とすためのものであったということ。日本へは流用。 オッペンハイマーは原爆の開発には意欲的だったが水爆には否定的だった。 オッペンハイマーはアメリカに協力的だったにもかかわらずスパイ疑惑をかけられたこと。 見終えて思うが、さすがのクリストファー・ノーラン監督である。 冒頭から前半まで光の点や曲線、火花を散らす映像を何度か見せて、分子や原子、それらを扱い爆弾を作るということをイメージさせた。 著名な俳優を数多く使い、こんなチョイ役でもったいないと思う人もいて、その最たる人物がラミ・マレックなんだけれど、後半の公聴会の場を見ると芝居のしどころのあるシーンがあり、もったいないチョイ役じゃなかったんだと安心した。逆に意外とチョイ役だったのがケネス・ブラナーか。 原爆開発者オッペンハイマーを描いて、微に入り細に入り、その人となり、私生活の隅々まで描いて上出来だと思える。妻のキャサリン(エミリー・ブラント)との関係を見ていると大人の関係であり、すごいと感じた。 フローレンス・ピューの脱ぎっぷりに脱帽。 対共産主義、対ソ連のアメリカを知ることが出来る。 必見とは言えないが、見て損のない作品といえよう。 2023年/アメリカ/180分/R15+ 監督:クリストファー・ノーラン 原作:カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン 脚本:クリストファー・ノーラン 出演:キリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー、ディラン・アーノルド、デビッド・クラムホルツ、マシュー・モディーン、ジェファーソン・ホール、デべニー・サフディ、デビッド・ダストマルチャン、トム・コンティ、グスタフ・スカルスガルド、マイケル・アンガラノ、デイン・デハーン、オールデン・エアエンライク原題:Oppenheimer(「オッペンハイマー」)お薦め度 「オッペンハイマー」★★★★(80%) 字幕翻訳:石田泰子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.30 23:10:35
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