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カテゴリ:テレビ
《ついに完結》朝ドラ史に残る最高のスタートダッシュからの急失速…「ブギウギ」が吉本、ジャニー喜多川の存在を描けなかった理由 (msn.com)
視聴者の「見る力」を問うクセの強さ…前代未聞の挑戦作『ブギウギ』が“朝ドラ史に残したもの”とは (msn.com)
見どころ見ごたえのあった朝ドラ「ブギウギ」 今までと違いさわやかさからは程遠い、あまりににぎやかな主題歌。このテンポ・リズムに乗れず“けったいな音楽やなぁと”感じた。 それも半年続くと慣れてきたとはいえガチャガチャ感は否めない。現代は聞くこともないブギウギと言う楽曲をこの半年、聞かされ続けても親しむことはなかったように思う。とはいえ歌のうまさと大げさな表現力でステージを圧倒していた趣里はすごい。演技もうまい。かつてドラマ出演している彼女を応援していた。それゆえ朝ドラ主演には期待した。ところがである。始まってみると、とても良いドラマなのだが、主演の趣里を応援する気は起らない。何がそうさせるのか。歌はうまいし、演技もできる。とすれば愛嬌が足りないのかもしれない。つるんとしたきれいな肌で小柄な体を大きく使う彼女。苦悩も悲痛も表現できているけれども健気さや可憐さが見られず愛らしさに限っては長すぎるまつ毛のせいか感じられなかったのかもしれない。水谷豊・伊藤蘭という両親の七光りをはねのけてではないが、まったく触れなかった点も終わってみれば良くなかったのかもしれないと思う。特にそう感じたのはNHK紅白歌合戦に母・伊藤蘭が選出された時だ。私が目にしなかっただけなのかもしれないが、母の出演決定に関してのコメントやお祝いの言葉はなく、親子共演を取りだたされていたにもかかわらず、共演がないだけでなく、定番ともいえるNHK紅白への朝ドラ出演者応援出演というのも一切なかった。紅白出演者でなく、スペシャルゲストとしてスズ子&趣里としてオンステージで「東京ブギウギ」を生中継で聴いて見たいと思った視聴者は多かったはずだ。それさえもなかった。中だるみや途中失速したといわれるドラマ「ブギウギ」であるけれど、NHK紅白歌合戦に応援出演して番宣していれば新たな視聴者も獲得できたり、さらなる盛り上がりを見せたのかもしれないと思う。 さて、その紅白歌合戦であるがドラマがフィクションと言う位置づけのためか男女歌合戦となっている。民放の番組をフィクション化したわけではないので紅白歌合戦としなかったのはどういう配慮が働いたのだろう。紅白歌合戦チームへの遠慮なのだろうか。とはいえ、ジェンダー差別が声高に叫ばれる現代において、“男女”歌合戦というネーミングの悪さ。誰しも気になったと思う。スタッフも気にならなかった人はいなかったと思うがそのまま決定されて放送されてしまうとは悪手である。 さて、出演者について述べよう。 主演の趣里については可もなく不可もないというか大いに健闘したと思う。歌良し、芝居良しであった。しかし、欲をいうなら朝ドラファンを趣里ファンにするくらいの魅力が欲しかった。 母・花田ツヤを演じた水川あさみはとても良かった。信じられなくくらい良かった。関西のお母ちゃんを演じて上出来。こんなに素晴らしい女優だったかなぁと考え直したくらい。大絶賛である。彼女がいたから前半の盛り上がりを大きくできたと思う。 父・梅吉の柳葉敏郎も馬鹿笑いする父親を良く演じていた。これもギバちゃんからすると予想外な演技だったかも。 話題に上った弟・六郎の黒崎煌代(くろさき こうだい)。これがデビュー作品とは驚くばかり。良かったなぁ。 梅丸少女歌劇団(USK)の面々は良かったなぁ。 大和礼子の蒼井優は言うまでもなく、相手役であった橘アオイの翼和希(つばさかずき)が男役として良かった。それもそのはず、現役のOSK日本歌劇団の男役スターである。とはいえ、テレビドラマゆえの戸惑いはあったと思うけれど、それは一切感じられなかった。素敵だった。後輩、秋山美月の伊原六花の出演は嬉しく思うし、みごと演じていたと思う。部長の橋本じゅんも良かったなぁ。マムシ酒ならぬスッポンの血。笑える~。 羽鳥善一の草彅剛は別掲の「気になる俳優・草彅剛 八人目」を読んでいただきたい。すごいし素晴らしい。その奥方の市川実和子も奥様として見事に演じていた。茨田りつ子の菊地凛子に関しては評判も良くよく演じているんだろうけれど、私は晩年の淡谷のり子を渋谷ジャンジャンで何回か鑑賞しているので馴染めない。 東京での下宿屋の女主人、ふせえりは良かった。 小夜の富田望生はキャラクター的に良くなかった。感じが悪い。 村山興業では村山愛助の水上恒司はもっとボンボンでいてほしかった。理解があるのはいいけれど、ボンボンゆえに理解できないところが描ければもっと良くなったと思える。マネージャーの山下の近藤芳正は当初どうかと思えたが、馴染んでくるにつけいい役だった。東京支社長の坂口の黒田有は当初、アクが強くてどうかと思えたが、これくらい強くないと大阪人を体現できないなと思えたくらい怪演だった(笑)。社長の小雪はミスキャストに思えた。ここは関西人を抜擢すべきでしょう。小雪は社長役は出来たかもしれないが関西人にはなれなかったと思う。もっと豪放磊落で無遠慮であるべし、反面、とても気が回るところを見せてほしかった。 さてさて、問題のキャストはタケシ役の三浦獠太(みうら りょうた)ですね。登場するなり、誰だ⁉こいつ!!と思えた風貌、態度、演技。キャラクター的に損なのかもしれないけれど、話題になるほど反感を持たれてしまっては良くない。父・三浦知良に似ているかもしれないけれど、父・三浦知良は見せ方を知っていて二枚目でもないのにかっこよく映る。このドラマでかっこよさはいらないのかもしれないがヒールになることはなく、そこに表情とか発声とか演技とか見せるべくものがあるんじゃないのかな。山下(近藤芳正)の甥の役なら山下の甥と感じられる俳優のキャスティングを望みたい。 これまた、誰?こいつ、と思えたのは次代を担うスター美空ひばりを模した水城アユミという大人気の若手歌手役の吉柳 咲良(きりゅう さくら)。彼女のことを全く知らなかったので反感を持ったがググってみると第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016でグランプリを受賞し、2017年2月にミュージカル『ピーター・パン』の10代目ピーター・パン役に抜てきをされた一押しの次代スター。聴いてみると歌はうまいので納得!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.31 22:17:26
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