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2024.05.02
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テーマ:読書(8500)
カテゴリ:読書



「月まで三キロ」
人生、ここまで歩んできて手もとに何もなくなって……死。
負の感じがどうにも嫌で、嫌で、投げ出したくなる小説。
それでも読み進めて“月まで三キロ”の意味が分かった時、なるほどと。

「星六花」
雪の結晶。六花。
雪の結晶にもいろいろとある(らしい)。
融けてゆく雪のように淡い想い。

「アンモナイトの探し方」
地層。
アンモナイトがいる石。
ダムに沈んだ村。
ダムに沈んだアンモナイト地層。
やるせない思い。

「天王寺ハイエイタス」
伝説のギタリスト。
へんてこな長男、堅実な次男。
普通とは違う、生き方。

「エイリアンの食堂」
研究者の夢。
やりたいことをやるために、他のものを捨てる。
いろんなものを手にすることはできない。
研究者の生き方もありかな。

「山を刻む」
この作品が一番。
素敵でいいと思う。
予想外の展開、結末に安堵と笑みがこぼれる気がした。


“月まで三キロ”を読んだときにこの作家の作品を読み続けるのはどうかという思いがよぎったが、その負のオーラはこの作品だけであとの作品にはない。とはいえ前向きな成功物語ではなく、いずれもうらぶれた、あるいは落ちぶれた中年男女が登場する。中には小学生が主人公のこともあるが(アンモナイトの探し方)、早期リタイアとなった老人が登場する。
長い人生のひとときを切り取った短編の数々。大きな事件が起こらない分、ふつうな感じがなんかいい。


「特別掌編 新参者の富士」
富士山に登れない虚弱な地元民と東京人、そして、火山研究者のドローンとな。

「<対談 逢坂剛・伊与原新>馬力がある小説」
この対談を読んで、馬力のある小説=逢坂剛の小説 を読んで見たくなった。


月まで三キロ (新潮文庫) [ 伊与原 新 ]





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最終更新日  2024.05.02 22:55:44
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