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カテゴリ:読書
読み終えて、さすがの東野圭吾と思えた。 秀逸な作品である。 凶悪な犯人がいると思える設定、そして三度、犯行現場となるであろう”ホテル・コルテシア東京”。そこに潜入捜査が三度となる新田警部。歳月が経っているので、ホテルの様相もかわり、コンシュエルジュ・デスクはもうない。コンシエルジュを務めていた山岸尚美も渡米して現地のホテル勤務であろう。かわって(?)登場なのが、合同捜査をすることになる梓真尋という女性警部。新田警部が木村拓哉、山岸尚美が長澤まさみという映画キャストの顔として浮かび、新しく登場した梓真尋は誰が演じるのだろう、適役が誰なのか気になる。広瀬アリスが浮かんだが、もう少し背丈があってアラフォーくらいのほうが良いのだろうか。次に米倉涼子が浮かんだが、彼女はアラフィフだなぁ。タッパで考えたら、菜々緒が浮かび、演技巧者で安藤サクラが浮かんだ。東野圭吾繋がりで”ガリレオ”の柴咲コウというのもアリ? 新田警部と梓警部の主軸二人と思ったら急遽、呼び出されて山岸尚美が登場。ホテルで万全な警備体制の中で、犯人探し。関係者と思われる人が続々と宿泊していく中、予想もできない展開となっていく。 驚きのクライマックスに結末。本書は書き下ろしとなっているが、書下ろしでないとこれほど精巧で緻密で奇想天外な展開を持つ作品にならなかっただろうなと思えた。楽しめた。 マスカレード・ゲーム [ 東野 圭吾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.06 12:33:44
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